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病院におもちゃがないなら、

私が届けます

おもちゃコンサルタント 戸北百々代さん

戸北 百々代さん(千葉県習志野市)

2015年7月おもちゃコンサルタント養成講座修了。一般病院にて病棟看護師として勤務した後、子どもの育ちに興味をもち保育所に転職。勤務のなかでおもちゃあそびに出会い、保育士の1人がおもちゃコンサルタントだったことから資格を知り、おもちゃコンサルタント養成講座を受講。資格取得後は、難病児支援のボランティアなどに参加。2017年からは地域でおもちゃひろばを主催している。現在は医療ケアを行なう看護師として障害児保育園に勤務。

この積み木、なんだこれは!

2015年におもちゃコンサルタントの資格を取得して以来、ホスピタル・トイ・キャラバンやスマイルデー、木育ひろばなど、さまざまな活動にボランティアとして参加してきた戸北百々代さん。資格取得は、当時、看護師として勤務しはじめた保育園でおもちゃや遊びが子どもの成長に与える影響、大切さを目の当たりにしたことがきっかけでした。

「そこは木のおもちゃを大事にする保育園で、私が遊んだことがない素敵なおもちゃがたくさんあったんです。外国の不思議な形の積み木を見て、なんだこれは!って(笑)。

 

保育士の先生の仕事を見て、遊びの大切さやおもちゃには発達に合った段階があることを知り、保育のお手伝いをするためにもおもちゃや遊びの勉強がしたいと思って講座を受講したんです。

 

保育園に勤めるまで働いていた病院の小児病棟にもおもちゃはありましたが、そのおもちゃが子どもたちに適したものなのか、よく考えていなかったことに気付きました。」

おもちゃ美術館のスマイルデー。参加される皆さんが親子で楽しめるように、寄り添い、見守る姿勢を大切にしていると、戸北さん

おもちゃ美術館のスマイルデー。「参加される皆さんが親子で楽しめるように、寄り添い、見守る姿勢を大切にしている」と、戸北さん。

おもちゃと出会って、子どもの大切な感情が動く

おもちゃコンサルタント養成講座では、普段の生活では出会えない専門家の講師から、幅広い知識が学べたという戸北さん。おもちゃ美術館による病児支援の活動も、そんな学びのひとつとして出会い、スマイルデーや東京都港区にある愛育病院での活動は立ち上げのころから関わってきました。

「病院や家の中で過ごさなければならない子どもたちがスマイルデーやキャラバンに参加することで、社会の中に入り、新しいおもちゃや大人と出会ったり、いつもと違う空気、いつもと違うワクワクする気持ちを感じてもらえればと思っています。

 

おしゃべりができなくても、触ったことがない形のおもちゃに触れるだけで子どもの中の感情が動きます。なにこれ? うれしい、楽しい、これ嫌い! など、子どもの育ちに大切な感情の動きを引き出すツールとして、おもちゃを使ってほしいです。

 

こんなにたくさんのおもちゃとの出会いは親御さんの力だけでは難しいですから、私たちがお手伝いしますよと伝えたいですね。」

千葉県こども病院でのホスピタル・トイ・キャラバンの様子。

千葉県こども病院でのホスピタル・トイ・キャラバンの様子。

たくさんの親子が訪れ、初めて見るおもちゃで夢中になって遊んでいました

たくさんの親子が訪れ、初めて見るおもちゃで夢中になって遊んでいました。

子どもの遊ぶ権利を守るために

今年の7月には、千葉県こども病院で初めてのホスピタル・トイ・キャラバンが実施され、ボランティアとして参加。また、おもちゃコンサルタントとして自分でもイベントを企画していこうと、地域の認知症カフェに併設している親子カフェでおもちゃひろばを始めました。

 

看護師として働く中で、将来的には赤ちゃんからお年寄りまでが同じ空間にいるような場所で仕事がしたいと漠然と思っていたという戸北さんですが、おもちゃコンサルタントの活動を通して、その願いが期せずして形づくられています。

「そこにおもちゃがないなら、私が届けます、という気持ちです。」

病気の子どもの遊ぶ権利が奪われることはあってはならないと語る戸北さん。病院で、ひろばで、子どもたちがおもちゃを友だちにして仲良く成長していく姿をまぶしく感じながら見守っています。

千葉子ども病院ホスピタル・トイ・キャラバンのボランティアのみなさんと。

千葉子ども病院ホスピタル・トイ・キャラバン。ボランティアのみなさんと。

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